願いもしない一瞬のために、生きていく。

使ってもらうことが喜びです。
普通はそうだ。
一生懸命つくったものが、お客さまに使ってもらえたら、
それが喜びになって、原動力になって、
また頑張ろうと思える。

私たちは違う。
私たちはいつも「使われませんように」と願う。
非常用自家発電設備は、ピンチのときにしか使われない。
災害や大規模な事故が起こらなければ、出番はやってこない。
つまり、使われてないことが、安心のしるしになる。

ただ、もしもその時が来てしまったら、
私たちの仕事が人の命を支えることになる。
だから、その瞬間に必ず役に立てるように、
知性を磨き、技術を極める。

願いもしない一瞬のために、生きる。
それが私たちの原動力。