生長の家 森の中のオフィス 様

導入実績

  • 25kW×7台(バイオマス発電設備)

発電設備メーカーの最先端技術を吸収し、
新しいエネルギー作りにも積極的に取り組んでいます。

生長の家森の中のオフィスのケースは、発電設備メーカーとの研究開発プロジェクトになります。このケースの特徴は、まず、常用発電設備であること。そして、廃棄物を一切出さない資源循環型の発電設備にしたいということでした。同時に500kWの太陽光発電設備を導入していて、ゼロエミッションの考えについては、お客さまが強く望まれたことでした。

導入した発電設備は、デュアル・フューエルタイプと言われる、二種類のバイオ燃料(木チップとBDF)を使うバイオマス発電設備。まだ日本でも新しい環境負荷低減型発電設備で、本格的な実用化に向けた、発電設備メーカー主体の開発プロジェクトです。

フレキシブルな運用ができるように、25kWの発電機を7台連携させる設計は、バイオマス発電設備と太陽光発電設備、そして畜電池設備などの電力供給設備を連携させることが難しい課題でした。デュアル・フューエルタイプのバイオマス発電設備は、民間企業の実用機としては初の試みだったため、今後の運用段階でもさまざまな改善ポイントが出てくると想定されます。当社では、設計・施工・メンテナンスを一括して請け負うことで、導入時からの情報の蓄積によって常に最良の調整を行い、お客さまに安心していただける運用が可能です。

環境負荷低減が強く求められるようになっている現在、バイオマス発電設備やコージェネレーション設備は、今後さらに普及に弾みがついていくと予想されます。これまで発電設備メーカーと地道に培ってきた実績があったからこそ、今回の研究部門との連携による共同開発が成功し、当社としてはメーカーの最先端の技術開発に貢献することができました。今後も積極的に新しい技術の導入、開発に取り組んでいきたいと考えています。

  • エネルギー棟外観

  • ガス火炉

  • バイオマス発電機