海外事業の始まり【4カ国視察旅行を回想する-①】

2020年07月28日

はじめに

2017年春、東南アジアにおける電力事情の良くない国々に何か貢献できないかということで、波多野社長より海外とは無縁(海外は社員旅行で台湾、セブ島にいった程度)だった小生がある日、海外市場調査担当の命を受ける事に・・・。

右も左もわからない中、以前日本にてお世話になったお客様(ジャカルタにて社長を経験)を思い出し相談したところ、インドネシアを案内頂けるという事で第一段の調査国はインドネシア(ジャカルタ)に決定しました。

メンバーは波多野社長、高須取締役、私(後藤)の3人でした。それが海外への一歩、現在の取り組みすべての始まりでした。その後も色々な方のご協力を得て、ミャンマー、タイ、ベトナムと視察して参りました。

これから4週に分けて各国のリポートをアップしていきます。

 

~インドネシア(ジャカルタ)編(2017年8月7日~10日の3泊4日の日程)~

インドネシア共和国までは約7時間30分で到着。時差は2時間です。

インドネシアは入国の際、30日以内の観光であればビザの取得は免除さているそうです。我々は仕事上の視察とはいえ、商談などは考えておらず、ビザは必要ないと思っておりました。しかし、視察にしても会議室で打合せをしている場所を発見され、通報されたら逮捕されるらしいです。通報する人とポリスがグルになって、自分達の懐に入れる為、過剰な請求(要求)をされる事もあるそうです。日本では考えられない事ですが、インドネシアでは常識のようです。仕事で入国する際は、費用(3,500円ぐらいだったと思います)は多少かかりますが到着ビザは取得必須です。

 

インドネシアに到着(スカルノ・ハッタ国際空港)スカルノ・ハッタ国際空港からタクシーにてジャカルタ市内のホテルへ!30分~90分(渋滞状況で大きく異なる)我々は60分くらいで到着。料金は200,000ルピア(日本円で1,500円くらい)。第一感想としては「車が多く渋滞が多い」でした。あと、次に感じたのは走行している車が9割方日本車であったこと(恐るべし日本の自動車産業)。主の交通機関が車移動の為、お客様訪問、待ち合わせなどはだいぶ時間の余裕をみて行動するようです。横断歩道や歩道橋が少なく、道路を横断するのも命がけのような雰囲気でした。

 

翌日から、現地日系企業を中心に数社訪問情報収集を行いました。インドネシアの都市部においては比較的電力事情は良いとの印象を受けました。ヤンマーの代理店なども進出・対応しているようです。しかし電化率は国として80%台と約4,000万人以上の人は電気のない生活を強いられているのが現状だそうです。地方、離島に行けば当社の存在価値は見いだされるかもしれないと思いました。また、電力事情を考えた場合、石炭火力・石油に占める割合が多く、再生エネルギーの割合も増えていく方向にあるようです。

 

都市部においては、日系企業の進出も多く、発電機メーカーも多々進出しているようで後発で進出していくには厳しい印象を受けました。インドネシアの平均月収は日本円で3万円くらいと聞きましたが都市部では、30歳で8~10万と人件費も高騰してきているようです。

(2017年当時の視察情報)

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